ギャラリー・トーク

このサイトは画家・前島隆宇の「絵画の世界」を通じて美術のあれこれを語りたいと思います。
語り部は敦子と申します。よろしくお願い致します。。。
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前島アトリエ同人展 調布市文化会館『たづくり』にて

写真は右から案内、前島の「バロンSの椅子」左は画材屋さんの飾り付け

 平成28年7月12日より〜18日まで。これまでほぼ三年毎の開催の所、市の抽選により4年目の開催となりました。
 同人の方の力作に加え、本年は前島の代表作とも云える百号を超える大作数点を一室を提供され、それが前島にとって特筆となりました。幹事の方の有り難い厚意に感謝する次第です。

前島アトリエの特徴は、一口に云って、進歩進歩のオリジナリテイ、百花繚乱の斬新の世界です。同人の方の目指す目標は?、深層世界は?、内部秘境は?どんなものか?又何処にあるのか?それが見る者の興味をさそって、極めて楽しい供覧です。
 そうした鑑賞は、滅多に他の展覧会では見られない類い稀な存在でしょう。
 
 見にいらしたお客さんの中には、「普通の絵は何処にあるのですか?」と云われた方もあったそうですが、多分その方は平凡な自然主義的な風景画等をお望みだったのでしょう。お気持ちは分からないではないですが、此処ではお角違いと云うべきでしょう。このアトリエこでは会員の皆さん、我が内層世界の深い深い神秘世界を探りながら、心理的かつビジュアル的に闘っておられるのです。誠に高度なレベル世界と云わねばなりません。
 其処を感じて欲しいし、又楽しんでいただければと思う次第です。

 前島の『バロンSの椅子』は誠に神秘的な作品ですが、ドイツの貴族の館での経験で得られたもの。私も共に訪問したのですが、私は正しく貴族的な、狩猟で射止めた剥製の鹿の頭部の羅列とか東洋的な宝物コレクションとか、当主様御夫妻の為にしつらえたテーブルセッティング等に目を奪われていて、これから住む(筈)であったシュロス(城)の夢の生活にウキウキしていただけでした。
 
 前島はギシギシ鳴る階段を踏みしめながら、シュロスの栄華に明け暮れた存亡の歴史に感じ入っていたのかも知れないですね。彼はシュロスの壁画への就職を請われていて、ベンツのお迎えを受けながら、1週間ばかり通った挙句、何故か突如、断固断って、早々に日本へ帰国と相成ったのでした。その真相は妻には不明のまま。
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